ドルフィンスルー
ドルフィンスルーついて
ドルフィンスルーのやり方については動画やブログなどで、図や写真などを使い詳しい解説が数多くありますので、ここでは簡単な解説と私が稲村ケ崎のビッグウェーブで巨大なスープでドルフィンスルーした時の感想を書きたいと思います。
ドルフィンスルーはゲティングアウトには必須のテクニックです。
特にビーチブレイクでは、スープをこえるのに苦労します。この時ドルフィンスルーが出来るとゲティングアウトがスムースにいきます。
私の場合はスープを背中で感じながら、超えて行くのですが、スープが来ます、ちょっと前から両手と片足でボードを沈めます、スープが頭に当たったら沈めていたボードを浮力で浮き上がらせます。うまい人になるとかなり深く潜る人もいますが、最初のうちはボードを沈めて浮力で浮く程度でいいのではないでしょうか。
CT選手のプロだって、大波の時目の前で波がブレイクしたら、ドルフィンスルーしないでボードを捨てます。
少しずつ上達してサイズのある波に入るとドルフィンスルーがきかない事があると思います。
上級者もセットのでかい波が割れてスープで掃除されちゃいます。
しかし、必須のテクニックなのは間違いありません。出来るようになればゲティングアウトがだいぶ楽になります。
私のドルフィンスルーの思い出
私は神奈川県の藤沢市の湘南でサーフィンしていました。
湘南は江の島を境に鵠沼はビーチブレイク、鎌倉はリーフブレイクと2つの違うタイプの波がたちます。
普段は鵠沼や辻堂でサーフィンしている人達も、台風などサイズが上がると鎌倉方面のポイントブレイクでサーフィンする人が多いですね。
鎌倉でビッグウェーブポイントと言えばサザンオールスターズの桑田さんが監督した稲村ジェーンで有名な稲村ケ崎があります。
私も台風が湘南にヒットすると稲村ケ崎ポイントに良く行きました。
あれは台風で稲村ケ崎にダブル位の波がたった時ですが、武者震いするなかゲティングアウトしました。
稲村のインサイドで波が立っていて、アウトサイドはうまくするとスープをくらわないでゲティングアウトできますが、インサイドは結構くらいます。
そして、ポイントまでスープにつかまらず出れました。ポイントには関野聡プロがいましたね。若い子に教えていたようです。ちなみに関野プロと私は同い年です。関野プロの高校の同級生と何度か千葉に行きましたね。
パイプラインを乗りこなす関野プロなら何でもない波でしょうが、私にはチャレンジです。
大きなセットの波が入ってきました。そしてブレイクしてとんでもないスープの量が私に襲いかかってきました。
私は覚悟を決めてそのスープにドルフィンスルーしました。
その時、私は心の中で「男になってやる!」と叫びました。今は女性もビッグウェーブに挑戦しますから適切な言葉ではないのですが、自分でも本能的な言葉にびっくりしました。
そのスープの山はなんと自分を巻き込まず、うまい事波の裏に出れました。こんなこともあるのですね。
その時の記憶はこのこと以外覚えてませんが、凄く印象的でした。
これからドルフィンスルーにチャレンジする人もこれから何度もスープを越えなくては行けなくなります。
その度に徐々にみにつくように意識してやってみてください。
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